こんにちは、ヤナギラス と申します。
今回は環境で大活躍をしているテツノカイナex に注目して考察を話していこうと思います。
先に重要なことを言うと対戦の序盤ではテツノカイナex の攻撃を受ける方法が現実的には存在しませんでした。
攻撃を受ける方法がない理由は、あなぬけの紐でベンチポケモンを強制的に出させたり、ごっつあんプリファイを耐えられる非ルールのポケモンが環境に少ないからです。
受けの選択肢がほぼないので、テツノカイナex を使って攻めるリスクよりもリターンの方が大きくなります。テツノカイナは本当に使い得な状態。
そんな環境の中でも、勝率をあげるための対策を考え、記事として共有していこうと思います。
テツノカイナex を採用したデッキの強み
テツノカイナex を採用したデッキの強みは、高火力アタッカー or ごっつあんプリファイによる強制的な二択を押し付けられるところです。
バトル場にルールを持つポケモンがいれば、ミライドンex のフォトンブラスターなどでサイド2枚獲得。バトル場にルールを持たないポケモンがいればごっつあんプリファイでサイド2枚獲得です。ポケモンカードにおいてサイド2枚の先行は、試合の有利状況ですね。
またサイドを1枚多く取られると、それだけ試合が決着するターン数が短くなるので、サイド1のポケモンで闘うデッキは、デッキを回しきれなかったり、反撃のチャンスが少なくなります。
とてもつらい。
テツノカイナ ex を採用したデッキへの対策
考えられた対策は大きく3つ。
- ごっつあんプリファイで倒されないサイド1のポケモンをバトル場で使う(達成後、有利状況)
- 先にサイドを2枚先行する(達成後、互角状況 or 有利状況)
- テツノカイナexを一撃で倒す。(達成後、互角状況 or 有利状況)
この3つについて調べました。
(4つ目の対策として、テツノカイナ側の攻撃を耐えるという選択肢がありましたが、結局テツノカイナを一撃で倒さないと耐える意味がなかったり、相手のテツノカイナとアタッカーが交代することを想定すると、耐える選択は対策に繋がりにくいと考えました。)
1. ごっつあんプリファイで倒されないサイド1のポケモンを使う
ポケモンカードでは、サイドを2枚取られるポケモンより、1枚で済むポケモンをバトル場で使っていくことが重要です。
ですが、ごっつあんプリファイが可能な古代未来環境では、サイド1のポケモンを使っていくことが難しくなっています。とてもつらい。
ごっつあんプリファイを使用するデッキとダメージは、下記を想定しています。
- ミライドン デッキ(100 / 120 /130 ダメージ)
- パオジアンデッキ(120 ダメージ)
- ルギアデッキ (100 / 120 ダメージ)
- その他のデッキ(100以上のダメージ)
カードプールで考えると、表記以上のダメージは可能ですが、よく使われる130ダメージ、120ダメージを想定します。
↓知らない人向けにエレキシンボルの紹介。
↓未来のポケモンのダメージを20上げるカード、HPが上がるおまもりの方が優先されている。
HP140 ラインオーバー
ごっつあんプリファイ 120 + 10(エレキシンボル)を耐える優秀なポケモンは画像のようになります。雷弱点や、テツノカイナの対策でしか役割が持てなさそうなポケモンは除いてます。
まずチヲハウハネはHP140 &闘タイプ120 ダメージの技でかなり優秀です。テツノカイナの対策カードになり得ます。絵がヨチヨチしててかわいい。ブーストエナジー古代を付けるとHP200!!つよい!
また、ディンルーも悪くないですね。ごっつあんプリファイを耐えつつ盤面のエネルギーを準備できます。
とは言え闘タイプの専用構築になりそうなこの2枚。既存デッキに入れるとしてもガブリアスex デッキのサブアタッカー、ロストデッキの闘アタッカーで採用できるくらいですかね。
カビゴンは相変わらず優秀です。ルギアデッキに採用されることが多いですが、採用されるカビゴンの枚数は減少傾向です。
試合終盤であれば、かがやくリザードンは相当優秀です。
炎系デッキ限定ですが、ごっつあんプリファイで倒されないかつ、かえんばくでテツノカイナexを倒すことができます。
その他は、レジギガスやかがやくポケモンたちですね。
かがやくポケモンはデッキに1枚しか入れられないので、HP140ライン超えのポケモンは数えるほどしかないです。しかもブーストエナジー未来が採用されれば、140でも倒される。
前述したようにあなぬけの紐があるので、完璧に受けを成立(サイド1枚のポケモンで相手の技を受ける)させるにはバトル場とベンチの両方に出す必要があります。
ご想像の通り、対テツノカイナ専用構築にかなり寄せていくことでしかこの受けの盤面はつくれません。現実的に、受けの盤面作りは諦めるレベルで難しい。
HP 130 ライン
HPラインとしては妥協になりますが、調べました。
完璧な受け盤面は難しくてもHP130をバトル場で押しつければ、相手に要求する枚数が上がります。
悪くないカード性能ですが、キャラが濃いポケモンしかいません。
この中だとザマゼンタが環境を広く対応できていて、強く見えます。
と言った感じですね。
ごっつあんプリファイを耐えるHPラインを確認した結果、テツノカイナへの対策カードがあるというより、ロスト系デッキや、ガブリアスデッキなど、対策に寄せることができるデッキがいくつかある感じですね。
2. 先にサイドを2枚先行する
攻めのポケカをしていくことが環境攻略の1つになると思っています。
古代未来環境だと、 230ダメージを狙いやすいミライドンデッキ、トドロクツキデッキなどが攻めのデッキになると思います。
個人的な好みだと、サイド1のポケモンか進化exで闘う守りが強い(負けにくい)デッキが好きです!ただし、守りのデッキはテツノカイナと対面した時にリスクリターンが弱くなってしまうので、攻めることもできるカードも入れたい。といったところです。
【攻めのポケカ】と【守りのポケカ】については下記の記事で詳しく書いていますので、良かったら読んでください。
3. テツノカイナexを一撃で倒す。
相手のエネルギー が付いているテツノカイナex を放置すると、ゲームの主導権を相手に持たれてしまうことが多いです。なので、最低限テツノカイナを倒すことがゲーム続行の条件になります。
またテツノカイナex を倒すことができれば、相手は盤面のエネルギーを失うので、後半戦にチャンスができますね。
というわけで、全てのデッキは、2ターン目に230ダメージを出せること、もしくは後半戦の逆転力が必須になったと個人的に解釈しています。
4. 俺たちはどのデッキを握るか
これまでテツノカイナの強いところに目を向けてきましたが、デッキ選択次第でテツノカイナに対してリスクを負わせることができます。
個人的に一番良いと思うのはリザードンex です。
バーニングダークのダメージが上がるので、テツノカイナ側がサイドを2枚取ることにリスクをつけられます。
また、リザードンデッキでは、かがやくリザードン を簡単に採用することができます。
高いHPと高いダメージで活躍が見込めますね。
また、サポートでナンジャモ、またはツツジを使い、後半戦で逆転する可能性を上げていくことが有効にもなります。
相手の手札に干渉できない場合、ゲームの主導権(順当にデッキ回ったら先にサイドを取り切れる)が概ねテツノカイナ側にあります。なので、相手が止まるまで、相手のハンドと盤面を破壊していきたいですね。
ナンジャモかツツジの採用となると、サーナイトかギラティナのデッキ選択が良さそうです。
このデッキで練習する場合は、相手のトラッシュを確認し、後半で相手を止める可能性を探ることが重要になると思います。
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