こんにちは、ヤナギラス と申します。
YouTubeをやっていたり、競技ポケカ頑張ったり、ジュニア、シニアの弟子にポケカを教えたりと日々ポケカを楽しんでいます。
さて今回は、攻めのポケカと守りのポケカをテーマにお話しします。
聞き慣れない言葉だとは思いますが、ジュニア、シニアで活躍した弟子ちゃん達に何回も伝えていることなので、この記事を読んだ方にも「面白かった」、「役に立った」と思って頂けると嬉しいです。
初中級者やジュニア、シニアの方にも読んでいただけたらと思うので、カードゲーム用語はなるべく使わずに説明していきます。
攻めのポケカと守りのポケカ
攻めのポケカは、サイドを取ることや、序盤の妨害、盤面崩壊(アタッカーを先に倒す、ドローやサーチができるシステムポケモンを倒す)を狙うポケカです。
たねexポケモンや 進化前のVポケモンを倒されてサイドを2枚取られるリスクよりも、たねexポケモン、VSTAR、VMAXポケモンが活躍して、サイドを取りにいける攻めのリターンを重視します。
ざっくりいうと勝てるならサイド6ー0で勝っちゃえデッキ。
デッキでいうと、たねex 、Vポケモンがアタッカーの主軸になっているデッキです。
相手が先に攻めてサイド2を取られると、試合の主導権が相手側に渡る(相手のデッキが綺麗に回ると大体負ける)という明確な弱点はあるものの、デッキのスピード勝負であったり、上級者相手にも通じる攻めになれます。
守りのポケカ
守りのポケカは、相手にサイドをある程度取られることを想定し、盤面作り、残りのデッキ作りをしながら戦うポケカです。
ざっくりいうと、たねexやVポケモンは確実なメリットがなければ採用せず、非ルールのポケモンや、進化exが主軸になっているデッキです。
一言でいうと綺麗なポケカ(攻めのポケカがきたねぇと言っている訳ではないです笑)。
守りのデッキは盤面作り、デッキ作りで勝つために必要なカードをデッキ残し、デッキを引き切ることで確実に勝つことがゴールとなります。
練習内容でも、勝った負けたではなく、デッキを引き切る(なるべく多く引く)、山札に勝つためのカードが残っている(なるべく多く残す)ことを評価していました。
古代、未来環境になる前まで弟子ちゃん達にずっと言い続けたのは、この守りのポケカです。
相手に取らせて良いポケモンを想定し、試合全体をコントロールできるようになれば、大会で多少引きが悪くても勝ち進むことができます。
(もっと言うと、ジュニアクラスのCLは1敗でトーナメントに上がれない可能性があるので、サイドを取るリターンよりもサイドを取られるリスクを重視し、ジャンケンに左右されないようにしたかった)
攻めのポケカと守りのポケカは、ステータスを割り振れる
ここまでの説明では、具体的なデッキ名やカードを避けてきました。
これには理由があり、攻めのポケカと守りのポケカは両立でき、そのステータスを割り振ることができるからです。どのくらい攻めて、どのくらい守るかはプレイヤーが決めることができます。
例えばパオジアンデッキは下記のようなデッキが試行錯誤されてきました。
- パオジアンex/セグレイブ/ビーダル/テツノカイナ ←new
- パオジアンex/セグレイブ/ビーダル
- パオジアンex/アルセウスVSTAR/セグレイブ/ピジョットex
- パオジアンex/アルセウスVSTAR/セグレイブ
- パオジアンex/パルキアVSTAR/セグレイブ
- パオジアン/パルキアVSTAR/水タイプのVポケモン(+メロン)
現状(2023/11上旬)では、盤面作り、デッキ作り、ドローソースなどの守りの部分はビーダルに任せて、
その他は、クロススイッチャーやキャンセルコロンなどの攻めのカード、パオジアンexが倒されることはリスクとして受け入れる。これが主流となっています。
この他にも、ミライドンデッキにビーダルや勇気のおまもりを入れて守りを強化したり、リザードンデッキにアルセウスVSTARとこだわりベルトをいれて、序盤の攻めを強化したりと攻めと守りのステータスを割り振ることができます。
個人的には、この攻めと守りのバランスを探ることが、ポケモンカードの面白いところだと思っています。
古代、未来環境で守るには攻めがキツ過ぎないか?
弟子ちゃん達に盤面作り、デッキ作りを教え、自分自身のプレイスタイルも守りを重視するポケモンカード でしたが、古代、未来環境では考えを改める必要があるのではと思うようになりました。
理由は、単純に攻める側が強すぎる…
ミライドンex 、トドロクツキexの220ダメージ 、
パオジアンexの青天井ダメージ 、キャンセルコロン&月光手裏剣
これぐらいなら守っていた方が強かったけど、
テツノカイナexのサイド+1取り、テツノブジンex & ヨガループ 、キョダイレンゲキ、デヴォリューションなどなど
非ルールのポケモンに対して攻める側の手段が増えて、盤面破壊のパワーが高いです。
(非ルールキラーとでも言いましょうか)
例えば、キャンセルコロン&月光手裏剣 だけならば、マナフィ2枚で守りを固めつつ、盤面を作れます。
ですが、その他の守りも固めようとすると、デッキの採用枠が少なくなり、攻めのパワーがどんどん落ちていきます。結果的に守ろうとし過ぎると中途半端なデッキになることが想像できます。
ということで非ルールのリスクがガラリと変わりました。
古代、未来環境の攻略は?
非ルールのリスクは上がったものの、個人的には非ルールを展開して戦う進化exデッキがまだまだ強いと思います。特に悪リザードンex。
サイドを取られるとダメージ が上がるので、テツノカイナexのリスクを下げられます。
さらにテラスタルなのでベンチにいると技のダメージを受けない。これが強い。HPも高い。
あとは、展開するたねポケモンはHP70以上に絞りつつ、デヴォリューションをケアできる構築とプレイングにしつつ、システムポケモンを立てて、相手のハンドをデッキに戻せるようにして…
といった感じで、やること多いのですが、試合の後半の活躍は期待できると思います!
まだ、納得のいくリザードンデッキを組めていないので、今後仕上げていきたいと思います。
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